東京漢方教育研究センター 2025年度 講座
漢方薬・生薬認定薬剤師の必須研修に認定されています(3単位)
認定薬剤師のその他の集合研修単位としても利用できます
当センターは、1993年(平成5年)に結成され、本年で31年目に入ります。
2021年度よりZOOMを利用したハイブリッド形式(会場+オンライン)にて講座を開催して
おり、講義内容は、Ⅰ漢方の基礎を学ぶ講座、Ⅱ漢方の応用を学ぶ講座、Ⅲ招待講師による「特別講義」です。
なお、本年は10月12日(日)に (一社)日本漢方交流会主催 第58回日本漢方交流会 全国学術総会東京大会を主管として早稲田大学国際会議場 井深大記念ホールにて開催します。
Ⅰ.漢方の基礎講座
漢方の初歩講座は3年一区切りで学ぶための講座で、本年は2年目に当たります。
①中川智代先生による漢方の古典「康治本傷寒論の解説」は、当センター開始以来の継続講座です。全9回の講義で、漢方の基本を学びます。
②生薬の解説では、処方中の生薬を中心に18種(「遠志・黄耆・晋耆」「厚朴・茯苓」「白朮・蒼朮」「竹筎・竹葉」「麦芽・人参」「呉茱萸・生姜」「天門冬・麦門冬」「陳皮・ノビレチン」「牛蒡子・羗活」)について学びます。
③鈴木達彦先生による漢方の歴史は、医療の背後にある社会の変化を踏まえ、漢方思想の
変遷を日本の「明治~現代」中国の「戦国・後漢」及び「魏・晋・南北朝」について学びます。
Ⅱ.漢方の応用講座
①漢方の処方解説は、「半夏厚朴湯」「五苓散」「温胆湯」「人参養栄湯」「半夏白朮天麻湯」「呉茱萸湯」「生脈散」「抑肝散加陳皮半夏」「駆風解毒湯」です。
② 会員の先生方による「症例報告と解説」があります。
Ⅲ.特別講義
小澤夏生先生「オーラルフレイルと漢方」、石毛敦先生「五臓の生理」、「熱証と寒証」、新井信先生「消化器疾患の漢方処方」、千田五月先生「婦人の老化と漢方」、海老原寛人先生「胃腸の病と漢方」、奥田昌子先生「日本人の養生」、板倉英俊先生「循環器疾患の漢方処方」、伊藤晴夫先生「瘀血証体質の処方の考察」、辻内琢也先生「医療人類学」があります。
*(一社)日本漢方交流会主催 第58回日本漢方交流会 全国学術総会東京大会 (10月12日)
大会テーマ『虚弱を考える』 会長講演 山崎正寿先生「虚弱と漢方」、特別講演 田村哲彦先生「病と虚弱」、鈴木達彦先生「歴史の中の虚弱」です。
なお、大会の参加には、別途、参加登録と参加費の入金が必要です。
講義内容の詳細、開催日、会場は「2025年度・第31回東京漢方教育研究センターカリキュラム」をご参照ください。